きょうは二つの話題を。

一つは、いわゆるアベノマスクについて。

政府はようやく高額での再販取り締まりに重い腰を上げようとしているようですね。具体的にはどう取り組むのかなと疑問形が残ります。

同じやるなら、前回のroaring twenties の時にエリオット・ネスという人が禁酒法に違反している密売組織を徹底的に取り締まったように(私もまだ生まれていなかった時代ですが)、あるいは日本の江戸時代の関八州出役(これも想像ですが)のように、強力な警察権を併せ持って、まずは首都東京に一斉手入れをし、「一罰百戒」で地方への見せしめを兼ねた実効の有る取り締まりをせねば、安倍君などがただ言うだけでは、それこそ風呂屋の暖簾(「ゆ」)だけに終わりますね。

もう一つは、一部の県知事君が「県職員の10万円は県財政の赤字補填に」といった意味の発言をしたことについて。ごく一部であったのでまだ救われる思いですが、ごく一部であっても、こういうバカが県知事などをしているのかと思うと、背筋が寒くなる思いです。「己は何様なのか」。

まず、己の立場を正しく判断出来ていない。無能である。己の身を切る覚悟が無い。この「3無」ですね。何より、県財政が一時的に逼迫しているなら、例えば「コロナ対策緊急地方債」のようなものを発行し、償還期限は5年ほどにするとか。地方債は、現行法では発行目的がかなり限られているようですが、そこは現在の全国的非常事態ということであれば、のろまで対応の遅い現政府でも、そこは何とか認めざるを得ないでしょう。

その地方債は、例えば一口1万円として、「県職員の皆さまには、どうか一口でも二口でもご購入くださいますようお願い申し上げます」とやり、まずは己が100口を購入して手本を示せばよいのです。

地方債ですから、滅多なことで紙屑になることはありません。県職員の皆さんも、あるいは県民の皆さんも、他府県の皆さんでも、債券が手に入るわけで、ただであげるわけではありませんから、財政立て直しに大きな柱となることは間違いないでしょう。