全くの私事ですが、先月23日、萬葉集全20巻、4,516首の書写を無事完了しました。気分が乗らなかったり、休んだり、体調不良で休まねばならなかったりで、一直線に書写をしてきたわけではなく、なんと、30か月もかかりました。

でも、自分なりに満足感というか達成感はあるんです。山に登る人たちが高い山を征服して何とも言えない満足感を味わうのと似ているかもしれません。どちらも、他人には何の御利益も有難みも無く、登頂した人、書写を成し遂げた人間だけの、全くの自己満足に過ぎませんけどね。

私の場合は、写経用の細筆でほぼ毎日写経もしながら、写経第一、萬葉書写第二でやってきましたから、写経した般若心経が多分、200枚ほどは溜まっています。大方の人はお金を払って納経か何か、それぞれの寺へ納めに行くのだろうと思いますが、私は後生大事に(-_-;)保管しています。すべて更の用紙に書き写していますから、いざという時には焚きつけにはなるはずで。

それで、萬葉集全巻の書写が完了して、次はどうしようかと考えました。特に今は、年寄り向けのふれあいサロンも例外なく、中国発の新型コロナのせいで休止中で、週一の買い物以外は老夫婦が外に出ることはありませんから、家で楽しみながら出来ることをいろいろと考えました。

昔、手習いしていたパステル画もいいなと思いますし、6B~8Hぐらいまでの鉛筆だけで鉛筆画にまた取り組んでもいいかと思います。水彩色鉛筆もいいですね。そして、結論として今は、萬葉集全巻など比べものにならないほど長編のある本を書写し始めています。まだ端緒についたばかりなので内緒にしていますが、少し軌道に乗ったらまた公表するつもりです。

萬葉集の書写は、昔、現役だった頃に在庫していた帳票印刷用の両端穴あきB4変形用紙一箱(ミシン目で切り離して2000枚分?)が有ったので、それを一冊40~50枚綴りで分冊に作り、7分冊になりました。今度の新しい書写には、コクヨの100枚綴りのノートブックを買いました。